エクアドルの養護学校で働く教員のブログです


by hirune007

糠(ぬか)喜び  ~Mi gozo en un pozo~

 先週の水曜日から学校に新しい教員が来ました。名前はカリナ。障害児教育を勉強して、5年間障害者の施設で働いていた人。障害児についての勉強をした人が1人もいないウチの学校にとっては、とてもありがたい存在。他の教員たちは、どんな風を吹き込まれるのかとかなり警戒の様子。
 私は早速挨拶に行きたかったのですが、初日はクラスが忙しくて抜けられず・・・。カリナが学校に来るようになって3日目にやっと挨拶ができ、お互いの自己紹介や学校の様子についての感想を話すことができました。短い時間しか話せなかったのですが、学校、授業、教員の問題点、これから変えていきたいことを率直に言い合うことができました。
 学校内のいろいろなことに1人で悪戦苦闘していた私にとっては、まさに救世主。学校に問題があると感じ、変えようとした唯一のエクアドル人。カリナは、1人では何もできないけど少しずつ助けを求め、この状況を少しでもよくしていきたいと言っていました。私も一緒に頑張ろうと話したのでした。
 しかし、今日カリナは学校に来ませんでした。そして校長に電話で「学校を辞める」と。なぜなら、彼女は午後は市の仕事をしていて、午前中の学校の仕事との兼業は制度的に許されないとのこと。学校の給料は国から出ていて月240ドル。午後の給料は月500ドル。倍以上の差があったら、午後の仕事を選ぶのは当然ですよねー。
 救世主はたった5日間で去っていきました。ぬか喜び・・・。スペイン語では何て言うのか調べてみたら「Mi gozo en un pozo(ぬか喜びだった)」と言うそうです。
 また1人でチビチビと頑張ります・・・。
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by hirune007 | 2010-06-10 09:43