エクアドルの養護学校で働く教員のブログです


by hirune007

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Paseo(散歩)

今日も、クラスの自閉症の男の子の気持ちが朝から不安定。
友達を蹴ったり、たたいたり、友達の靴やリュックを隣のクラスに投げてしまったり・・・。
1ヶ月半ほど前から薬を飲むようになって少し安定してきたのですが、この2週間は毎日こんな調子。
なぜなら、薬がおわってしまったから。
他の子どもたちが怖がってしまい、学習できる環境ではありません。
校長にも何度も相談したり、支援を要求しているのですが、返事はなし。
担任の先生も半泣き状態です。私は、思い切って彼を「Paseo(散歩)」に連れ出すことにしました。
教室には、担任の先生1人と10人の子どもたちを残していくことに。そちらも心配でしたが、不安定な彼が教室にいると他の子たちが全く活動できないので、仕方がありません。

学校の外は日差しがものすごく、日焼け止めを持ってこなかったことをちょっと後悔。
手をつないで歩き始めると、彼は少しずつ落ち着いてきました。
彼とつないだ私の手は緊張と暑さで汗びっしょり。
私はこの街を1人で歩くことはほとんどないので道はわからず。とりあえず、彼の行きたいところに。
でも、日本のように遊具のある公園は全く見あたりません。

20分後、結局、彼が私を連れて行ったのは彼のおばあちゃんの家でした。そこには彼のお母さんも。
最近の彼の様子を話し、薬について質問すると、本来は2種類飲まなければ行けない薬のうち、1種類がとても高くて買えないとのこと。でも、何とか近いうちに買うようにすると約束してくれました。
お母さんとの話が終わり、彼に学校に戻るか尋ねると「うん」と。

帰りは、私のホームステイ先によったり、途中でお菓子を食べたりしながら学校に戻りました。
今後も彼が不安定な時は、こんな感じで気分転換するのが一番平和なのかなーなんて、考えているところです。誰か、いい方法があったら教えてください。
 彼の最大の敵は「Hambre(空腹)」と「Sin Pastilla(服薬なし)」ってわかってはいるんですけどね-。
難しいです。

ところで、私が彼を連れ出している間、担任の先生はGちゃんとAくんをトイレに連れて行ってくれてたのかな? 聞くの忘れちゃったよ。  お漏らしをしてなかったからたぶん連れて行ってくれてたんでしょう。
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by hirune007 | 2009-11-26 14:02

学校に食料が来た!!

政府からの食料がずいぶん前に終わってしまい、学校はとても長い期間、休み時間のおやつも給食もありませんでした。しかし、ついに食料がきました。この前、市長が見に来たからかな??
朝、学校に行くと食堂の前には山積みされた食料が。これで、またしばらく子どもたちはお腹いっぱい食べられます。f0204553_8313280.jpg            これはお米。 「教育省」と書いてあります。
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by hirune007 | 2009-11-23 08:32

スペシャルオリンピック

11月19日から21日まで、エル・オロ県内の養護学校などが参加して、スペシャルオリンピックが行われました。会場は、私たちの住むエル・グアボ市から2時間ほどの、ウワキージャスという、ペルーとの国境の市。
すごく暑くて、日差しの強いところでした。
1日目は、ウワキージャスの市内を行進して歩いてから競技に参加。
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ウチの学校の参加種目は、50メートル走、100メートル走、車いす走、ボール投げ、走り幅跳び、400メートルリレー(100メートル×4人)、自転車、サッカー、水泳です。これらの競技に3日間かけて参加しました。f0204553_8141575.jpg
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夜にも大きなスタジアムで、イベントがあり、1日目はエル・グアボに帰り着いたのは夜中の12時でした。
こんなスケジュール、日本の養護学校では考えられないですよね。
f0204553_8162946.jpg2日目、3日目の行き帰りははエル・グアボ市の用意したワゴン車で。運転手は、エル・グアボで働く軍人。私は、かなりびっくりしましたが、こちらの人にとっては普通のことのようです。f0204553_81763.jpg

3日間、まだ慣れない暑さと強い日差しの中でとても疲れましたが、子どもたちはすごく頑張って、メダルをいっぱいもらい、お母さんたちもとても喜んでいたのでそれはとっても嬉しかったです。
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by hirune007 | 2009-11-23 08:20

11月17日

今日は、学校に市長のジョンフランコが訪問に来ました。今日の訪問のために、昨日、学校の先生たちは授業そっちのけで掃除。食堂は保護者の担当。床に水をまいて念入りに。年末の大掃除並みの力の入れようでした。ウチの学校は窓ガラスがないので、外のほこりがダイレクトに入ってきてすべての物がかなりほこりっぽいのです。さらに、どの先生たちも整理整頓が得意ではないようで・・・。
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11時に来る予定だった市長が来たのは12時過ぎ。ここでもエクアドル時間です。
子どもたちは空腹がピークに達して落ち着かなくなっていたのですが、大勢の人が突然やってきたために緊張したようでとても静かに座っていられました。市長は、ホームステイ先の旦那さんの知り合いなので家に来ることもあって知っている人ではあるのですが、私もやっぱり緊張しました。テレビ局も来ていたし・・・。でも、私がスペイン語で話す場面はなく恥をかかずにすみました。

そして今日は私の○○回目の誕生日。仕事のあと、家に帰ったとたんにたくさんの人が庭にいるのが目に入り、クラッカーが連発。風船や人形などいろんな飾り付けもいっぱいです。ここに住んでたった3ヶ月半なのに、私の知らないところでこんなすごいパーティーの計画がされていたなんてと思うと、嬉しくて大泣きしてしまいました。いろんな人からプレゼントもいただいてしまいました。
こちらではケーキのろうそくの火を消した後、後ろから頭を押してケーキに顔をつけさせられるのが定番。そして、ピニャータと呼ばれるくす玉の中のプレゼント(お菓子や雑貨)を投げて、みんなが拾うのもパーティーの楽しみの1つです。私も初めて行いました。
今日はエクアドルに来て一番嬉しかった日でした。みんなからこんなにしてもらって、まだ何にもお返しができないのが心苦しいです。
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by hirune007 | 2009-11-18 12:41

カレー&のり巻き

f0204553_665268.jpg今日は、ホームステイ先の奥さんのお父さんの誕生日だったので、私はカレーとのり巻きを作りました。
カレーは、以前にも作ったことがあり好評だったので心配はなかったのですが、のり巻きは日本でも1人では作ったことはなく、米の種類も日本のものとは違うのでちゃんとできるのか、昨日からかなりどきどきしていました。
ウチの家族は「スシ」というものは知っているけど、具が生魚ばかりだと思っていたので食べたことはなく、生魚を使わない「スシ」を作ると言うと、かなり期待していました。

巻き簀、醤油、寿司酢、わさび、ガリはグアヤキルで買ってきていたので準備万端。
まずは、ご飯を炊くことから。水の量は米の2倍がいいと友達から聞いていたので、ちゃんと2倍に。そして少し酢を入れるとモチモチ感が出るということを、クエンカに住むご夫妻から教わったので、酢も入れて、2時間くらい浸して炊きました。見事成功!!

のり巻きの中身は、シーチキン、卵焼き、キュウリ・チーズ・ハムの3種類にしました。
日本の卵焼きは砂糖をいっぱいれますが、こちらの人に「卵に砂糖を入れる」と言ったら「え~?!」と嫌そうな顔をしたので、少しにして、隠し味に醤油を少し。できあがった卵焼きをみんなに味見してもらうと、「おいしー」と言ってどんどん食べてしまい、のり巻きに使うのがずいぶん減ってしまうほどでした。

一番難しい、巻き簀で巻くのも、ほぼ初めての経験にしてはよくできたんじゃないかな??

子どもたちにはシーチキンが一番人気で、その他の具もおいしく食べてもらえました。ほとんどの人が「海苔」にも抵抗なかったのですが、ホームステイ先の旦那さんだけは「海苔」は嫌いで、一生懸命はがして食べていました。
うまくできるかすごい心配したけど、作ってよかったです。

具が真ん中にないのもあるけど、まあまあのデキでしょ?
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by hirune007 | 2009-11-15 06:11

停電

この頃、毎日停電があります。
昼間だけでなく、夜もなので電気のない生活に慣れていない私には、ちょっとしたストレスです。
インターネットもできなくなっちゃうし・・・。昨日の夜もろうそくや懐中電灯での生活でした。
どうして、こんなに停電するのか家族に聞いたところ、「発電所のある地域で雨が少ないので、電気をたくさん作ることができず足りなくなるので計画的に停電して節電している。エクアドルは他の国から電気を買う政策をとっていない。」と言うことらしいです。私のスペイン語の聞き取り能力が正しければ・・・・ですが。で、雨ってことは、エクアドルは水力発電って言うことですかね。
とにかく、はやくこの停電生活が終わって欲しいと思うこの頃です。
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by hirune007 | 2009-11-08 01:37

迷惑な「付け足し」

今日は、授業は10時までで、その後、セントロ(中心街)で、障害者団体のコンサートがありました。みんなで歩いて会場まで行きました。保護者も一緒に鑑賞し楽しいひとときでした。
 初めて会う人もいっぱいいて、いつも聞かれるのは「中国人?」ということ。今日も会話の始まりはこの質問でした。
 私の住むとても小さな田舎でも、中国人はいっぱいいて東洋系の顔の人はほとんど中国人なので、ごくごく当たり前の質問なのです。こんな時、同僚の一人はいつも「ちがうのよ、彼女は日本人よ。」と私より素早く答えます。それはいいのですが、どこからの情報なのか「彼女は中国人は嫌いなのよ。」といつも付け足します。以前から、かなり迷惑な「付け足し」だなと思っていたので、今日は思い切って「私は一度もそんなことは言ったことはないよ。どうしてそう思うの?」と聞いてみました。すると「ただ言ってるだけ。」とのこと。
次からは、この「付け足し」はなくなってくれるのでしょうか・・・・。

それにしても、日本=Japón(ハポン)について知っている人はほとんどいなくて、とっても残念です。車も電化製品も日本の会社の物があふれているのに・・・。
トヨタ、日産、マツダ、日野、ソニー、パナソニック、東芝、富士通、任天堂、「全部日本の会社だよ」って言ってもみんな頭の上に「???」ならべてます。
日本は中国の一部だと思っている人が多いそうです。
一方、洋服や食器、おもちゃ、文房具など身近な日用品はほとんど中国からの物です。「中国の物は質がよくない」などと言いながら使っている人も多いのですが、そういう人に限って、日本は中国の一部だと言っています。でも、テレビや車は日本の物が好き。どういうこと??? そっちの方が私にとっては「???」です。

やっぱり、ここにいると日本の遠さを実感する毎日です。
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by hirune007 | 2009-11-07 13:58

ペットボトルボーリング

今日初めて、ペットボトルボーリングをクラスの子どもたちとやってみました。
学校にはボールが1つもないので、昨日、近くのスーパーで買って持って行きました。子どもたちは、ボールに大喜び。ボール1つにこんなに喜んでもらえるなんて・・・。
まずは、どんなふうにやるのかを私がやって見せました。すると子どもたちはすぐに前に出てきてやりたがりました。ボールを蹴ることがポピュラーなこの国の子どもたちですが、すぐに手で転がすことを理解しました。
「ウノ、ドス、トレス・・・」と倒したピンの数を数えたり、順番を座って待つように伝えたりと、体育的なこと以外の課題も入れてみました。すると、Gちゃんが全然順番が待てないと言うことがわかったり、Sくんがペットボトルをかけ声にあわせて立てられると言うことがわかったりと、様々な発見があった授業でした。
でも、ルールの説明をもっと上手にスペイン語で伝えたい!!ってすごく思いました。
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ボーリングの後は、もうちょっと身体を動かすためにサッカーをしました。大きい子たちがいないので、みんなゆっくりボールを蹴ることができました。それにしても、すごくうまいです。学校にはボールがないのに、どこで技術を習得したのでしょう?兄弟と家ではやっているのかな?さすがです。
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by hirune007 | 2009-11-06 13:30

学校(日常生活指導)

 私の学校では、日常生活指導的なものはほとんど行われていません。でも、今私が入っているクラスの先生は、以前幼稚園で教えていたことがあるためか、休み時間や食事の前には、「手を洗って」と言葉かけはしています。他の先生が、そのような声かけをしているのを聞いたことはありません。
 当然、「食事指導」もないので子どもたちは、手で食べたり友達の物を食べたり、歩きながら食べたり・・・。でも、それは日本人の私から見たらびっくりなのですが、こちらの人たちにしたら日常の光景のようです。先生たちも立ちっぱなしだったり、歩きながら食べたりしているので。なので、この点について、私がいろいろ言ったり、アドバイスしたりすることは、今はやめようと思うことにしました。いろいろ思うことはありますが、「文化・習慣の違い」と言う、自分を納得させる言葉があるので・・・。
 そして排泄指導もありません。お漏らしをしている子を見つけたら、「キャー」と叫びながら走って逃げていく先生もいます。私のクラスの先生は、着替えさせたり(着替えがあれば)汚れた床を拭いたりしますが、その他の先生は、親に電話し、親が来るまで子どもはそのままです。まぁ、寒くはないので冷えちゃうことはありませんが。
 排泄指導については、「文化・習慣」が違っても、排泄はやっぱりトイレでできた方がいいでしょう?
と、言うことでお漏らしが頻繁な、GちゃんとAくんについては、定時にトイレに連れて行くことにしました。
私が今のクラスに入るようになって1ヶ月、Gちゃんはお漏らしすることが全くなくなりました。そして、今日なんと自分から私に「トイレに行きたい」と伝えてきたのです。Gちゃんは、言葉を話すことはありませんが、トイレの方を指さしながら私の手を引っ張って、私を連れて行きました。とっても嬉しかったです。
Aくんは、「家族以外の人とトイレに行くことはない」と聞いていたのですが、私がこのクラスに入って3日目で一緒にトイレに行ってできるようになり、今ではトイレに行きさえすれば必ず成功するようになりました。時々、お漏らしになってしまうことがありますが、頻度は激減しました。
 この排泄指導、今は私しか行っていませんが、担任の先生もGちゃんやAくんに言葉かけして連れて行ってくれるようになるといいなと思っています。私が行っているのを見て真似してくれるかなーと、ちょっと期待していたんですが、日本人のような感じで「空気読む」とかはこっちの人にはないみたいです。なんせ、「文化・習慣」が違いますから・・・。やっぱり直接「9時半と11時半になったら、今日はあなたがGちゃんとAくんをトイレに連れて行ってね」とはっきり言わないと、伝わらないですね。 がんばりまーす。
この担任の先生、学校の中で一番いい先生なので絶対わかってくれると思うんですよね-。「排泄指導」の大切さ。
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by hirune007 | 2009-11-05 13:20

死者の日

今日、11月2日は「死者の日」で休日です。
日本の「お盆」に相当するそうです。(友達のブログより)

私のホームステイ先の家族は特に何もしないのかな-と思っていたのですが、夕食の後「墓地に行くよ」と。
墓地のことをスペイン語ではCementerio(セメンテリオ)と言います。
墓地は家から車で5分ほどのところにありました。墓地に着くと、様々な食べ物の屋台が出ていて、お祭りと同じ雰囲気。違うのは、御供え用の花とろうそくの屋台が出ていることでした。ろうそくは、日本の仏壇に使うのと同じ白いやつです。
お墓の形は大きく分けて2種類。1つは地面に棺桶ごと埋めてその上に棺桶と同じぐらいのでっかい墓石をおいて十字架を建てた物。もう1つはロッカーのように仕切られたところに棺桶ごと入れて正面をコンクリートで蓋した物。墓石には名前や生まれた日やなくなった日が書かれ、タイルなどの飾りもついています。ここは火葬ではなく、また、1人に1つのお墓なので墓地はかなりの広さになります。

今日はほとんどの人が「お墓参り」(仏教的な言い方かな?)に来ているようで、墓地はすごい人で、どのお墓にもろうそくがいっぱいでした。そのろうそくの火を見ながら多くの大人たちはおしゃべりに夢中です。暇をもてあました子どもたちが、十字架に乗っちゃったりして・・・。こういうの、アリですか?? 文化の違いですかねぇ・・・。

私たちは、ホームステイ先の奥さんの実家のお墓と、旦那さんの実家のお墓の両方に、静かにお参りしました。
考えてみたら、今年のお盆は、もうここ、エクアドルにいたので父のお墓参りはしなかったんだなーと。(エクアドルに来る前にしたけど・・・。) 私は今、全然知らない人のお墓参りしてるのかーとちょっと複雑な気分になりました。日本に帰ったら、すぐにお墓参りしようと思います。

墓地の中で、私の学校に時々遊びに来る耳の聞こえない男の子に会いました。ビニール袋とナイフを持って何をしているのかと思ったら、墓石に着いた固まったろうそくを削り取って集め、それを売るのだそうです。いろんなことをして、家計を助けているんだなーと、またまた複雑な気分になったのでした。
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by hirune007 | 2009-11-03 12:27